私の持論。
尾張人はヨーロピアン説
これは、小さなな時からの習慣によるものだろうけど、
尾張名古屋の人たちは、喫茶店が本当に好き。
ヨーロッパの人たちが、カフェでまったりするのと同じ
もしくはそれ以上のヘビーユーザーである。
朝:モーニングのため馴染みの喫茶店へ
人によっては馴染みをいくつか確保していて、レジ付近に自分の名前のついて珈琲チケットをぶら下げている。たいがい同じ顔触れの常連さんの朝の挨拶から始まる。
昼:ローカルな喫茶店には必ず日替わりのランチセットがある。私の家の一番近い喫茶店
カルダンのランチボックスは500円で飲み物付き。この値段なら通ってもそんなにお財布にいたくない
2時過ぎから:時間帯はあくまで喫茶店によってばらばらだが、アフタヌーン〇〇などと命名され、飲み物代のみで選べるSWEETが選択可能
人によっては、この3つのサービスをすべて受けている。
カフェからスタートして、カフェで話のを咲かせ心を満たす。
ということで、私はこれを尾張名古屋ヨーロピアン説と言っている。
という私は、最近もっぱらカフェ利用頻度をスタバ(持ち帰りできるから)に変更してしまっているのだが、久しぶりに
コメダ珈琲に行った。
久しぶりのママ友に会うために。
早めに入った私は禁煙席に座り、スケジュール帳を開き予定を確認しようと思った。
ふと、自分の周り(満席だった)に目をやると
そこには、それぞれの用途で集っている人たちがいて心が温かくなった。
左側には、熱心にアドバイスをしている人。紙に何ぞや書きながら一生懸命な二人。占い師に相談している迷える子羊に見えた
右側には、品の良いご夫婦。毎日この場所にいるのだろうという落ち着きが見られた。
前方右には、おばあちゃん二人のお友達。何歳になっても変わらない女子会風な雰囲気にこちらもほっこり
そして、私が一番好きなグループが前方左のおじいちゃんのビックグループ。
とにかく、大きな声で笑ったり、突っ込んだりと生き生きしたエネルギーに満たされていた。
と、私が眺めていたら、横の品のよいご婦人と目があった。
ご婦人:本当に嫌になるわね。あのおじいさんたちのグループ本当にうるさいのよ。
特にあの角の彼ね。
耳が遠いから、とても大きな声で、、、
それだけじゃなくて、ここにいる老人たち全員が
毎日この場所に座って同じことを繰り返し、繰り返し話すのよ。困ったものだわ。
と言った。
私にはそんな風に全く見えないこの場所が、彼女のフィルターを通すとこのように見えるのだ。
私は、自分の心に嘘をつくことはできなかったが、
私はそんな風にはちっとも思いませんよ。
という事もできず、ただただ作り笑いをして微笑んでおいた。
しばらくすると、私の友人もやってきて、その後は周りの音も気配も感じなくなった。
私たちが、お互いの近況報告に夢中になっていたその時、
隣のご婦人が再び私に話しかけてきた。
ご婦人:私言ってきてあげたわよ、本当に迷惑だから、少し声を小さくしてお話をしてくださらないかしら?!
周りの皆が迷惑がっていますよ。
と伝えてきてあげたから。
と言った。
おじいちゃんたちの方も見たら、全員がきょとんとしていた。
そして、同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ここはコメダ珈琲。
皆が大いに語り合っていい場所なのだから。
そんな制限事項を持つ必要は一つもない。
というか、私の耳の方が断然聞き取りが良いはずだが、私にはどの席の声も入っては来ておらず、
楽しそうな状況だけが飛び込んできたのに対して、彼女はまわりの全てが雑音で、その内容まで聞こえてくるなんて・・・・。
私の友人は、自分が大きい声で話していたことを注意されたのだと思い込み、
『すみません』と言った。
この時のすみませんは、わざわざ私たちのために行ってきてもらってすみません。と感謝の意味に彼女には聞こえたに違いない。
後で、友人に説明したら、
そんなからくりなのね~とまたまたびっくり。
で、彼女の一言。
ゆっくり二人でコーヒー飲みたいなら、家で飲めばいいのにね・・・。
ここは田舎のコメダ、
皆の集いの場所よね・・・。
と、、
結局、同じ場所に居合わせても
それぞれの心の在り方で景色や音が変わるのだと
あらためて感じた。
どうか、心の平和を皆さんに・・・。
次、彼女のような人にあったら、
勇気をだして、
『あら~いいじゃないですか、皆さん元気って証ですね。』
とでも言おうと決めた。