どちらがいいか選べない時、、、 フランス留学生の高度な悩みについて!

ただいまテスト習慣です。フランス人の留学生である彼女はテストを受ける必要がないため、自分のテスト習慣の時間を上手に使っています。

 

日本語検定2級を受けるための時間にあてたり、母親とのビデオ通話の時間にしたりと・・。

昨日は、彼女のリクエストで浴衣を探しに行きました。

肌の白い彼女に似合う素敵な浴衣をが見つかりとても嬉しい彼女と私でした。

自分が欲しいものを見つけられて、一緒にショッピング行った人もそれが一押しね!
って太鼓判押してくれる時って更に嬉しくないですか?

私たちは気持ちよく買い物ができたお祝いに、CAFÉで乾杯ならぬ 祝COFFEEをしました。

今日は、彼女に私から質問を投げかけてみました。

私:ニナ 日本で生活してみて自分の国のここがいいな?!っていう事ってある?

ニナ:いっぱいあるよ。

私:その中でも一番は何?

ニナ:自由であることかな?!

決まり事や規律が多すぎる日本での生活にかなりの戸惑いを持っている。
しかしこのことを言いながらこの観点からも話を補足した。

ニナ:フランス人は、日本の子供に比べ大人になるスピードがすごく早いの。それは時々問題でね、喫煙 飲酒など興味本位で始めたことが習慣として定着してしまうこと。

例えば、フランスの法律では、たばこを買ってはいけないとは示してあるのに、たばこを吸ってはいけないとは書いていないのね。だから、高校の門の前にはいつも50人くらいが束になってスモーキングしているの。
学校の中ではノンスモーキングと言われているけど、いったん外に出たら、先生も何も言えないの!黙認ね。

タバコと酒に年齢制限が無い国があるって本当!?

自由であるがゆえに、自分の選択が正しくない場合のデメリットを感じている。
この場合は日本のように若い時は、少し厳しめのルールで縛られていることが結果 必要な教えになるのではないかと彼女は言う。

そして、話はフランス人の気質に移った。

彼女が日本に来て感じている答えの出ない疑問はこれだ、

日本人は、心で思ったことの大半は口に出して言わない、その言わないで置いておくことで平和を保つ国民

それに対して、フランス人は意見を主張しない人はほとんどいないため、いたるところで口論や喧嘩が勃発する。

時に、日本人の在り方がうらやましく思うと彼女。
でもね、私はフランス人だから自分の思ったことを伝えたいと思うし、
伝えることからスタートしたいから私は自分の国が好き!

二つの観点から学んだ私。
一つは、いつも良いことの裏側にある、そうでない部分を客観視できている彼女の思考のバランスの良さに・・・。

二つ目は、自分たちと他を比べて様々な視点を一通り見比べた後で、自分の国が好き、これは多分自分が好きと同じ意味だと思う、自己承認の高さに・・・。

で、私は答えのないこの疑問にヒントを探そうと決めた。彼女の滞在中の間にね。

彼女につられて、私も浴衣を購入しました。浴衣を着て京都に行く約束をした私たちは、年齢を超えた親友になりつつある。

この記事を書いた人

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喜稀今日子

3人の女の子の母親です。葬儀社の経営の仕事をしながら子育てと地域活動に参加しています。忙しといいながら、プライベートでの新しいことへのチャレンジは必須です。
新しい発見を発信していけたらいいです。
喜稀 今日子(きき きょうこ)

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