ルールに縛られる私たち日本人、フランス人彼女の『なぜ?』から分かること。

うちにホームしている彼女の『なぜ?』
クールビズについて話におよんだ時のこと

クールビズスタートは2005年。夏の冷房使用が頻繁になりすぎ電気の使いすぎや二酸化炭素の排出が問題の対策として、節電目的でクーラーの温度を高めに設定しよう。
夏の暑い時期は、暑苦しいジャケットやネクタイから解放されて、服装から改革する形でクールビズは始まったと記憶している。
そもそも、京都議定書の発効によって、日本は2008~12年までに、1990年比で二酸化炭素の排出量を6%減らさなければならない、この背景もあったからこそでもあった。

で、私は日本人として素敵な取り組みをしていると、少し自慢気に説明をした。

で、

彼女:『それはおかしいよ。』

私:えっ!どの辺がおかしいかな?

彼女:もともと、暑い夏を過ごしやすいようにするために服を変えるんでしょ?

私:そうね。そういうことになるね。

彼女:でもね。学校の衣替えは、その年の気候や温度に合わせてやらないよ。
いつからいつまで、みたいに決まっていて本当の体へのこと考えているより、ルールや決まりが先に来てるよ。私がわからないのは、何かのためにそうしたのだったら、その何かのためにルールは少し柔軟にする方がいいでしょ?!

これは、彼女が日本での生活の中の実体験から感じたことのようだ。

彼女は、昨年度の学校での出来事を話してくれた。

学校の制服の衣替えの時期がやってきて、冬服から夏服への変更期間を経て、全員が夏服になった頃、予想もしない寒気の戻りにとても寒い日が続いたようだ。
当時、ホストファミリーの家から自転車で来ていた彼女は先生に、
『自転車にのってくる私は、この寒さに耐えられないためセーターや上着(もちろん制服)を着てもいいですか?と・・・。
答えはお分かりですね。

『NOooooooooo!』でした。

私:先生はなんていったの。

先生:そうね。寒いね。ごめんね、でもルールだから、

彼女:わけわかんない、、、、

そりゃそうだ。何のための衣替えで、何のためのルールかわかったもんじゃない。

だから、クールビズの取り組みも、期間が定められて取り組むことについて意味があるのか?ということが彼女の
『なぜ???』なのだ。

思い返すと、私たちがなぜそのルールを守っているのか?
なぜそのルールができたのか?
を考えもしないで守っていることが山ほどある気がする。

『なぜ?』と立ち止まって考えれば、
そのルールが現代にあっているのか?
継続することなのか?
いっそやめてしまって、新しいルールに書き換えるべきなのか?が見えてこないだろうか?

彼女との会話は、朝が多い。彼女の『なぜ❔』を考えながら頭の柔軟を同時に行っている朝のスタートはワクワク感満載。

ありがとね。

今日も、学校からたくさんの『なぜ?』をもってかえってくるのホストママ楽しみにしているよ。

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喜稀今日子

3人の女の子の母親です。葬儀社の経営の仕事をしながら子育てと地域活動に参加しています。忙しといいながら、プライベートでの新しいことへのチャレンジは必須です。
新しい発見を発信していけたらいいです。
喜稀 今日子(きき きょうこ)

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