昨日は、会議日だった。DEEPな課題を解決へと導いたお昼を過ぎた頃、
友人の娘:『ママが、大変なことになって病院に連れて行かなきゃ!!!!』
『どの病院に行ったらいいか?どうしよう!!!????』
この時点では、彼女に何があったかは分からないが、心拍数が一気に上がる。
私:『まず、どこが悪いの?何があったか?教えてくれる?分からない場合は、救急車が早いんだけど!!!』今日は、土曜日だし・・・・・。
友人の娘:『すごく血が出ていて止まらないの!!!』この時点で、ケガだとわかった。
私は、彼女の家から一番近い総合病院を案内して、私がその場にいった方が良いか?助けが必要かも聞いた。私の友人は、イギリス人で、日本を良くは知っているが、日本のシステムに関することは、まだまだ不安があることを知っていたからそう聞いた。
友人の娘『ママが、目の前の仕事で優先すべきことがあるなら大丈夫、でも、もしそうじゃなければ来て欲しいっていっている』
仕事中ではあった、でも優先すべきことは、友人の安否だし、病院での救急外来で手続きをするのに私がいた方がスムーズにいくことは目に見えて分かったいた。
午後からの会議、もう一つの重要な案件を私抜きですり合わせることをお願いし、急いで高速に乗った。
病院についた。総合病院は大きい、迷いながら救急外来へと向かう。
自動扉の向こう側に、娘と息子を発見
近寄ってきて、先ずはハグ。
私:『何があったの???』
友人の娘:『ママは、今日部屋を片付けるムードだと言い出して、手伝うお願いされたの、、だから、私は、二人で行わなくちゃいけないベッドの移動とかの時になったら呼んでっていったの、でもね、彼女は私を呼ばないまま一人で移動しようと思ったのね。それで、大きなベッドを移動するのに持ち上げたんだけど、そのベッドが足の上に落ちて、、、、』
私の顔を見た彼女は、少し落ち着いていた。で、
私の友人:二人で必要な時は言ってって言ったのに、彼女は一人でやってしまったのよ。
私:あ~彼女らしいね。
この時には、二人とも彼女らしさ故の失敗を笑えるようになっていた。
待つこと1時間ぐらいだろうか?
娘と息子はちょうど売店に行っていたため、救急治療室に一人で入っていった。
私と目があった瞬間、彼女の目から大粒の涙がとめどなく落ちてきた。
近寄って、
『大丈夫だよ』『大丈夫だよ』『大丈夫になるから』と抱きしめた。
担当医は、私に状態とこれからの処置方法について説明してくれた。
その担当医の先生は、幸い英語が話せた。それが故、彼女は先生の説明を湾曲して受け止めており、痛んだ指をそぎ落とさなくてはいけないと飛躍して受け取っていた。
先生の説明は、指の皮の部分を切る。でも彼女の認識は指を切る。
さぞかしびっくりしたことだろう。
で、私が、3か月ぐらいで元に近い状態になるよと説明したら、彼女の顔に笑顔が戻ってきた。
そこからの彼女はすごい。
リクエストの嵐
『痛みに弱いから、治療中は深い眠りのような状態で治療してね。じゃないと先生を痛みでパンチするわ、きっと!』
『私の体重は、日本の女性の2倍はあるから、痛み止めの分量を2倍で見積もってしっかりと点滴してね。』
『あげくの果てには、病棟に移ったらwifeの環境はある?入院中の持て余した時間をNetflixを見て過ごしたいわ』
と、、、
そんな彼女は、ベッドと ネームタグみたいなもので縛られていて、先生も、ひょっとしてパンチするかもしれないと本当に思ってそうしたのだろうか?
と笑いをこらえることができなくなった。そして私の彼女は、縛り付けれた腕を見て大笑いした。
安心した後は、自分がどうあれば幸せかって提案をスタートした。
笑ったのは、救急治療室にある、上から出ているエクステンション用のコードを先生にお願いして携帯充電器として利用している。
もうここまで来たら、彼女のパワーはとどまることを知らない。
そうなんだ。彼女はどの場所にいっても、必ず彼女の適応しやすい環境に自然と人を動かしてしまうんだった。今日、この究極な場面においても全く変わらない。
あっ、そうね。だから彼女の事が大好きだったのね。
わがままを気持ちよく受け入れさせるプロ。
それが私のソールメイト
ねっ!!!、会いたくなってきたでしょ!