子供たちがマレーシアに行った後、当たり前だが、もともと通っていた学校との関係はなくなった。子供を通じてつながったご縁は、子供の退学を機に必要な物だけが残るというように非常にシンプルな形となった。
学校に通っていた間は、学校行事のために 各役割 PTAや 委員会等で様々な人と その役割をこなすために話をしたし、時にはお茶もした。
が、今は極端な言い方、気の合う人と会って 心地よい人を選択し時間を過ごすことができる。
不思議だが有難いことに、子供が通学時には知らなかったママとの和も広がった。
その何人かの友人と声をかけあって、大人の修学旅行を計画した。
といっても大それたことではなく、温泉に行くというものだ。
夜、私たちは修学旅行の時のように、はしゃいだ。
ある友人が、小物(グッズ)を仕込んできたため、
それを身に付け踊った。
笑った。
話した。
そして、突然言葉が少なくなった時、自然に眠りについた。
朝は、起きたそのままで お風呂に行き 温泉から日の出を見つめた。
同じ年の子をもつママ。それぞれに悩みは尽きないけれど、この旅行がそれぞれの思いを前向きに、そして今の私たちで大丈夫だと教えてくれた有意義な時間であった。