目が覚めた。昨夜からこの部屋の素晴らしい景色から日の出をみようと決心していた。
只今、5時26分 日の出の予想時間の25分前。
ベランダに出て彼が海か登るのをじっと待つ。
日本にいる朝は、この時間から常に忙しい私。
でもせっかくの海外で過ごす週末。
何もしない朝でも迎えてみたい。
ビーチ沿いを眺めてみると、海岸沿いの防波堤に腰を掛け日の出を待ちわびている
ツーリスト
常連さん
ご近所さん
の姿が見に入る。
なんて素晴らしい朝だろう。
日の出を見る朝。
決まって、エネルギーが体中に巡るのをいつもより感じる。
充電器に繋がれた携帯電話みたいに、溜まっていくパワーを熱くなりながら待つようだ。
もしこの場所を次に訪れたら、やっぱりこの景色を
夫と隣り合わせになり黙って眺められたらいいと思う。
素晴らしい何かの発見の時隣に座って欲しいのは誰か?
その誰かが日々過ごす家族の中から選ばれることのある意味当たり前だが、
皆がそうとは限らない現実に
自分の幸せを感じている。