昨日見たビデオ‘Getting fired from Apple was the best thing that could have ever happened to me’
アップル社からくびになったことは、これまでの人生において一番最高の出来事だったんだ。
このビデオを見ながら私の過去の痛ましい現実とどのように向き合うのか?
昨日の、続きになるが私はきっと、裸の王様ならぬ女王様であったし、四面楚歌だったと思い込んでいただろう。
しかし、どんなあり得ない状況だってやがて到着点があり、終わりを迎える。
勝敗で言えば、全面的に負けの形、この結果に納得がいったか?ということだが、もちろん複雑な感情が巻き起こったわけだが、『終わったな、もうこれ以上考えなくてもよくなるな』という安堵感の方が強かった気がする。
しかし、実際にはこれで終わらない。その後は労働基準局の調査が入り、会社全体として見直すところを指摘された。
私たちの仕事は24時間 365日 人の死を扱っているということは、当然休むことはない。かといって、永遠に忙しいというわけでもなく、死という準備可能な時、もしく突然のタイミングに合わせサービスを提供している。
とはいえ、会社としてどのようにシフトを回し、管理していくか?を徹底的に考えることとなった。
結果、
ワークライフバランスをとっていき、働く皆が『心と体の健康を維持』できるかを考えることが、会社全体のパフォーマンスを上げることだと気づいたのである。
このことに向き合っていくうちに多くの事にも気づいた。
私の言動が思いやりに満ち溢れていると、それを受けた相手も心が安定し、比較的簡単に信頼関係を結ぶことができる。
私の穏やかな姿勢が、相手に伝わると相手はその相手に同じように接するようになる。
さらには、組織全体が信頼関係で構築されていたら、失敗をしたって、責め合いという行動をとらず、フォローUPに入るのだ。
自分の事を承認すれば、相手のことも承認することが容易になるという大きな流れに乗ったのである。
そして何より、過去の自分の未熟な行いと向き合い、その過去の失敗を正しく受け入れた時
はじめて、『あれがあったからよかったのね』と一点の曇りもなく言えることができるようになったのである。
そして、四面楚歌は思い込みであり、その当時の問題を一緒に立ち向かった社員さが、今は会社の中核として私とともに、会社の素晴らしい未来に向かって生き生きと歩んでいる。
Dear スティーブジョブズ様 失敗とは、私に足りないものを気づかせてくれる貴重なレッスンだったのですね。
これからの私は、一見 望まないことが目の前に起こったとしても、
『私、今試されていますね』とその事柄を真摯に受け取ることができるようになったこと、
これは本当に大きなことだと感謝の思いとともに恥ずかしかった過去の出来事やそれを起こしてくれたすべての人に感謝をしたい。