私の次女は、とにかく様々な色が大好きな子供だった。その色好きは、中学入学とともにメイクアップへの興味と繋がっていった。
そう。彼女の夢は「メイクアップアーティスト」
その夢を持った時から、部屋で自分の顔と向き合い、今日は何系の私よ と言いながら顔をキャンパスにしていた。まるで作品つくるかのように、そして時には特殊メイクのようなものに至るまで。
同時に、彼女が欲しくてほしくてたまらなかったドレッサーには、ありとあらゆるリップとアイシャドーが並べられていた。
さすがに、留学に行くときに全カラーもっていくわけにはいかず、美しく飾られていたドレッサーは今では寂しい感じがしている。(テストあけに約束してニトリの白のドレッサーを購入した)
昨日、母とIKKOの MAKEUP&TALK SHOWにある方の招待でいくこととなった。
母と二人して、イベントに出かけるのなんてどれくらいぶりだろうか?
IKKOさんの話はメイクだけにとどまらず、おいたち、人生観に至るまで幅広いものだった。
彼女の話の中で、特に印象に残っている部分を伝えようと思う。あいにくメモ帳をもっておらず、携帯のメモにしるしはしたのだが、話がとても興味深く、少しもとの内容からずれているかもしれないがご容赦願いたい。
ある日IKKOさんが、アシスタントから言われた言葉
先生の頭の色は何色?(髪の毛の色じゃないよ)
その言葉は、単なる色の話ではなく置かれている状態でイメージする色が変わるという気づきにつながったそうだ。
「どんだけ~!!!!!」の大ブレーク中彼女の頭の中はピンク一色だったそうだ。ピンクの小物を持ち、ピンクをラッキーアイテムとして活躍をしていた。
それが、周りからの「IKKOもどれくらい持つかね?来年は消えているよね!」という言葉の数が増えるとともに厳しい時代へと移っていく(彼女はこういった厳しい言葉は、わりと近い身内から出てくるのだと言っていたのも印象的だった)
その過程で、頭の色は、どぶ?のような灰色になっていたと彼女はつづけた。
それから、色にこだわることを意識した彼女の色のマジックはこんな風である。
【黒】決して悪い色ではない。黒は裏方の黒であり、周りを引き立てる色。裏方としての黒は、飾りをつけられないが、大人になってエレガントに着こなすなら、素敵なジュエリーとの組み合わせで素敵に輝く
【ゴールド】成功の色。お金の色ともいえる。お金が滞ると人生の調和を乱すことになる。だからゴールド=成功=和と定義する
【赤】体に流れる血の赤、生命の赤。赤=情熱。IKKOさんは、部屋に赤いバラを欠かさないと言っていた。
【オレンジ】幼少期のオレンジのイメージは夢だった。それが、大人になっていくとその夢が消えていってしまう。だから大人になったオレンジは夢から希望に変わる。
【黄色】皆さん、毎日カーテンを開けて光を取り入れていますか?黄色はビタミンカラー元気の源です。
他にも、色に関する様々な話を聞いた。
最後に母が、にこ、好きな事を貫いて、「IKKOさんじゃなくてNICCOさんになれるといいわね」と私にいった。※名前が(にこ)だからです。
今日は、朝から希望に包まれたオレンジ色の背景にメッセージを入れておはようの挨拶を送ることにしよう。
夢が希望となり、望んだ未来への場所に立っている娘の姿を想像しながら!
ちなみにIKKOさんは書も嗜む。