今日は、午前も午後も打ち合わせや準備に時間が流れた。
朝は、法人会の研修旅行についての会議。
昼からは、地元で開催される稲沢祭り そこでのブース出店のための準備お手伝い。
お昼過ぎ、準備に行くための準備をしていたのだが、時間も迫ってきたためそろそろ行こうと思って車の鍵を手にしたが、開催場所の国府宮神社には駐車場があまりないため運動も兼ねて自転車で移動しようと決めた。
高校生活の3年間 毎日20分ほどかけて自転車で学校に通っていた。大人になってあまり利用することって減ってしまったけれど近い場所の移動は断然便利。
留学前の娘の自転車に、二人乗りシートを付けて利用している私。
いわゆるママチャリに乗って颯爽とペダルを漕いだ。
出かける前、雲行きが怪しい感じはあったが天気予報が降らないと言ったのでそれを信じて傘も持たず出かけた。
が、準備を始めてすぐに『ぽつっ』っと雨を感じた。 本降りになりませんように!!!!!と願いながら準備に集中した。
『ゴロゴロゴロッ』 あっ降ってくるな!
心はすぐにでも、自転車にまたがり帰りたかったがとりあえず準備を続けた。
優しい先輩が、『これは降ってくるよ、先に帰らせてもらえば』とタイミングよく声をかけたくれたきっかけで失礼することにした。
その時点ですでに、小雨。
『とにかく急いで帰ろう』
走り始めると遠くの方に雷のギザギザが目に映る。
一漕ぎ 一漕ぎ
するたびに雨音は激しくなっていく。
最初は気になっていた雨もここまでくると気にしても仕方がないわっって思えてくる。
学生時代を思い返してみた。
学生の時、制服を雨に濡らそうがあの生成り色の雨がっぱが大嫌いだった。
だから雨に濡れながら帰った。
そんなおかしな私の友達も、傘も合羽も持ち合わせない女子だった。
良く二人でべたべたになって大笑いしながら自転車を漕いだ。
あの時と同じことをしている自分。
でも大きな違いは、濡れることを今じゃ楽しむことが出来ない事。
スーツは濡れたらクリーニング?
この時間に濡れたらお化粧はもう一度しなおす?
風邪ひかないかな?
先の事の心配で頭がいっぱいになっている。
雨も、雨の中での自転車移動もどう頑張ってもその状況を変えられない。
だったら、かつての自分のように起こってしまっている目の前の出来事に大笑いできた方が人生は有意義なのかもしれない。
雨に濡れながらかつての私を愛おしく思いながら、
大人になった自分のつまらなさも同時に見つめなおしてみた。
どうでもいいことをどうでもいいって言えたあの頃を思い出すために雨に濡れたんだと思ってみた。